推しくんが足の手術をした。

 

イベントで大きな決断をしたというような話をしたと噂で聞いていた。それが結婚だったら、役者を辞めるだったらどうしようとずっとずっと考えてた。このタイミングで結婚するのも役者を辞めるのも私が好きな彼なら絶対しないと思っていたけど、もしされたら私の好きな彼なんていなかったことの証明にもなるような気がして本当に怖かった。

でも彼の決断は手術だった。彼の悩んで役者としてやって行くための覚悟を私は舐めていたんだなぁと思い知らされた。

彼は自分のおかれている役者としての現状を理解していた。たしかにテニスのタイミングで休んでいたら今みたいに役者として出てこれなかったかもしれない。彼は私の予想なんかよりずっと役者として生きていくことをちゃんと考えていた。嬉しかった。でも悲しかった。

私の見てきた推しくんはずっと怪我をしていてこれからDVDを見るたびにでもこの時靭帯切れてたんだよなって毎回思ってしまうであろうことが辛い。楽しかった思い出がちょっと傷ついてしまってそれが悲しいと思う自分が嫌で辛い。

 

 

ここまでずっと働きづめだったのは彼の意思だったのかもしれない。私は事務所が彼のことをドル箱としか扱っていないからだと思っていた。前の事務所だったらこんなに無理はさせられなかったのにってずっとずっと思ってた。でも違ってたのかもしれない。いつも自分から見た景色だけで断定して語っていたけどオタクにはわからないことがたくさんあるんだなぁ。とりあえず本当に今まで悪口ばかり言って悪かったなと反省してる。ごめんなさい。

 

一番悲しいのは、足を怪我していたことに全く気づかず殺陣すごいねかっこいいねって言い続けてたことかもしれない。彼にとってファンの子からのすごいねって言う言葉は重荷だったのかなぁ。ファンは知らない間に彼を追い詰めていたのかなぁ。

知らないってつらいことだなぁ。

 

私は彼を好きになってからずっとずっと頑張って応援してきたつもりだった。テニミュの時も見てて彼のことを知ってるつもりで。でも何も知らなかったんだなぁと思い知らされた。

 

若手俳優がたくさんいてオタクがすぐ入れ替わることをきっと推しくんは知っている。それでもあなたは代わりのきかない存在で、私はずっとずっとあなたのファンなんだよ。